老人ホームを訪問して、チェックシートで施設の概要や設備を確認し、写真もたくさん撮りました。
目で見えるところは確認できました。
問題は一番気になっていた、「スタッフの雰囲気・人柄」です。
こればかりは写真に写りませんし、自分たちの感性で判断しなくてはなりません。
施設の訪問を終え、先方に挨拶し、自分の車に乗り込むやいなや家内と感想を述べ合います。
悲しいかな、似たもの夫婦とはよく言ったもので、お互いほぼ同じ印象なんです。
車の中で「ここ良かったね」と口を揃えた」施設もあれば、「ここはお父さんには向かないね」といった施設もありで、感想が同じです。
施設自体がどうしようもないとか、「スタッフの雰囲気・人柄」が悪いといったところはありませんでした。
ただ、家族としては入所する家内の父にとって合っているか、いないかの判断になってしまうんです。
明らかに「スタッフの雰囲気・人柄」が素晴らしいと感じた施設もありました。
その施設は施設を経営されている方とお話しさせて頂いたのですが、施設運営に対する情熱、熱意が痛いほど感じられ、スタッフの方もとても熱心でした。
その情熱と熱意は私たち夫婦に伝わり、家内とここにしようかと話をしたほどです。
しかし、老人ホームの候補はまだたくさん残っており、とにかくすべて当たってから決めようと話し、他の施設の訪問を続けることにしました。
しかし、先程の施設が有力な候補になったことは間違いありません。
「スタッフの雰囲気・人柄」というものは自分で感じるしかありません。
施設の感想は家内とほぼ同じとなってしまいましたが、施設を訪問し、目で確かめ、先方と話をすることで「スタッフの雰囲気・人柄」はなんとなくわかるものです。
漠然とした話で誠に恐縮ですが、実際施設を訪問し、自分の目で徹底的に確かめ、施設の方とお話をする、それしかないと思います。
次のページでは老人ホームを決めたところのお話をします。