ケアマネージャーのSさんがおいていかれた高齢者住宅無料情報誌は2種類あり、県内の放送局等が年2回発行しているものでした。
私が住む田舎でもこのような情報誌があるくらいですから、おそらく全国的にも高齢者住宅無料情報誌は発行されているのではないでしょうか。
無料情報誌とは言え、カラーで写真も多く掲載されており、金額も具体的に書かれています。
中には「生活保護対応」という所もあり、住宅型有料老人ホームで月額10万円以下のところもありました。
私たちが老人ホームを探す前提として「１.総額の費用が父の年金の範囲に収まること」、「２.父の性格に合った独立性の高い施設であること」、「３.私たちの家から車で30分以内で行ける施設であること」という3つの条件を決めました。
第1の条件である、「１.総額の費用が父の年金の範囲に収まること」、すなわち、月額12～13万円で収まるところはいくつかありそうです。
あとは第2、第3の条件を満たす所を絞り込んでいけばいいと考えました。
第2の条件、「２.父の性格に合った独立性の高い施設であること」は実際訪ねてみなければわかりません。
そこで、月額13万円以下で、第3の条件である「３.私たちの家から車で30分以内で行ける施設であること」に的を絞り、高齢者住宅無料情報誌から条件に合う所を片っ端からピックアップしました。
すると、20件くらいの候補が見つかりました。
その中から第2の条件「２.父の性格に合った独立性の高い施設であること」を満たす施設を見つければいいと考えたのです。
ケアマネージャーのSさんから、施設によっては虐待とまでは言わなくても、お勧めできない施設は少なからずあるというお話を聞いていましたので、こればかりは自分たちの目で確かめるほかはありません。
そして、週末の休みを使って家内と住宅型有料老人ホーム巡りが始まりました。