老人ホーム入所の準備

家内の父がお世話になる老人ホームがついに決まりました。

現在お世話になっている老健施設に話すと、出ていってほしいという割には来月一杯までいてもらわないと困ると何とも勝手な言い分。

ますますこの老健施設に対する不信感が募りました。

どっちにしても新しく入所する有料老人ホームが空くのも来月中旬ですし、老人ホームに連絡して、来月末の入所でお願いすることにしました。

老人ホームに入所するまで約1か月半の時間があります。

その間、老人ホームに持っていくものを揃える準備をしました。

老人ホームに持ち込んだもの

新しく入所する有料老人ホームは、基本的に何を持ち込んでも構いません。

仏壇を持ち込んでいる入所者の方も多いとのことでした。

私たちが準備したものは以下の物です。

車いす

介護保険のレンタルは月400円程度で利用できましたが、中古で5000円程度の物がありましたので、こちらを購入しました。

1年で元が取れちゃいます。

テレビ

老健施設では20型の小さな液晶テレビを使っていましたが、せっかくならもう少し大きなものがいいと思って、家内の実家にある32型の液晶テレビを用意しました。

プレイステーション

家内の父は、将棋命というくらいの将棋好きです。

足を悪くしてからは、人と将棋を指す機会が減りましたので、プレイステーションと将棋ソフトをプレゼントしたら、すっかりプレイステーションにはまっていました。

老健施設にも持ち込んでいましたが、このプレイステーションも持ち込みました。

さらに、麻雀ソフトも購入して、将棋と麻雀ゲームを楽しめるようにしました。

ちなみに、老健施設でもそうでしたが、新しく入所する老人ホームでもプレイステーションをやっているお年寄りは家内の父だけだそうです。

冷蔵庫

入所者の中には大きな冷蔵庫を持ち込んでおられる方もいらっしゃるようですが、家内の父の場合はそれほど大きなものは必要ないと思い、よくホテルにあるような1ドアの小さな冷蔵庫を中古で購入しました。

電気ポット

家内の父はよくインスタントコーヒーを飲みます。

今度の施設では部屋に洗面所がありますので、自由に水が使えます。

ですから、500ml程度の小さな電気ポットを購入しました。

収納チェスト

元々、縦型と横型の収納チェストは備え付けでありましたが、もう少し収納が欲しいと思い、カラーボックス程度の大きさの縦型収納チェストを購入しました。

位牌と写真

仏壇まで持ち込むのはスペース的にも大変ですので、亡くなった家内の母の位牌と写真を持ち込み、購入した縦型収納チェストの上に置きました。

電動ハンドマッサージ器

電動で振動し、手に持って使うマッサージ器で、家内の父のマストアイテムです。

電気あんか

足が悪い家内の父は、冷えが脚に堪えるので、この電気案あんかもマストアイテムです。

ドクターメドマー

ドクターメドマーとは空気圧で足を圧迫してマッサージする器械で、家内の父が実家で毎日数回使用していたものです。

入院中や老健施設では使えず、本人が使いたいとの事でこちらも実家から持ってきました。

その他

部屋に備え付けるゴミ箱、トイレマットやトイレットペーパー、石鹸、コップ等生活に必要なものを買いそろえました。

 

事前に準備した持ち込むための物はざっとこんな感じです。

何でも持ち込めるところは本当に有り難いです。

しかし、一つ困ったことに気付きました。

部屋には洗面所のコンセントを除いて2つ口のコンセントが2か所、つまりコンセントが4つしかないんです。

それに対し使用する電化機器は、備え付の電動介護ベッド、テレビ、プレイステーション、冷蔵庫、電気ポット、電動ハンドマッサージ器、電気あんか、ドクターメドマーと8つもあります。

健常な方なら使用するときだけ、コンセントを差し替えればいいのでしょうが、足の悪い家内の父にはそれはできませんし、基本的にすべての電化機器をコンセントに差したままにしておく必要があります。

あまけにコンセントの一つは部屋の入口近くにあり、生活の中心となるベッド周りから離れたところにあります。

そこから電源を取ることになると、延長コードが必要で、部屋の中が電気コードだらけになってしまします。

見た目も悪いですし、何より部屋の中を車いすで移動する家内の父には危なくもあります。

そこで、レイアウトを考え、配線をモールで隠すことにしました。

部屋をレイアウトしモールを設置する

ベッドの上でほとんどの事が出来るよう、レイアウトを考えました。

その上で部屋の入口にあるコンセントからベッドの近くに電源を持ってこようと考えたのです。

施設に確認するとモールは設置して構わないとのことでしたので、ホームセンターに行って延長コードとモールとモールのジョイントを買ってきました、

巻尺片手に家内とベッドを動かし、様々なパターンを考えてみました。

そして、これがベストだろうというレイアウトを考え、それに合わせてモールを設置しました。

モール自体は安いものですが、モールを切るモールカッターというものが高価で、ケチってモールをのこぎりで切ったもんですから、思わず時間がかかり、レイアウトの作業だけで丸2日もかかってしまいました。

しかし、出来上がりはどこを見ても電源コードが見えず、大変スッキリした部屋になりました。

入所の準備は万端です。

後は、実際入所してからの生活が重要になります。

次のページでは実際の老人ホームでの生活についてお話しします。

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